2016年2月9日火曜日

クリプターナの観光産業

今週から2人も人数が少なくなるということから、今日は、上司の1人であるベアさん(女性)と一緒に仕事となる。
責任者だけあって、話は、日本人グループに関するものとなる。
要は、日本人グループがクリプターナで昼食をとるようにしたいというものである。
気持ちは分かる。
クリプターナは、日本人グループにとって、風車の写真を撮って、トイレ休憩をするだけの場所である。お金は全く落ちない。
平均滞在時間は、20〜30分だけである。
もし日本人グループがクリプターナで食事をすることになれば、地元のレストランにお金が落ち、しかも滞在時間も長くなり、風車だけではなく、他の工芸美術館洞窟の家といった他の観光施設にも訪れることが可能となり、地元のお土産物屋さんも商売がし易くなる。
日本人旅行者もカンポ・デ・クリプターナをもっと楽しむことができる。
いい事づくめなのではあるが、容易ではない。
日本の海外ツアー旅行は、とにかく安いのが売りなのである。
より安いツアーを探し、その分、買い物にお金をかけたいという旅行者が、一般的なのである。
そうなると安いレストランを探さなくてはならない。
おまけに安いといっても最低条件は満たさなければならない。
バスがすぐ近くに停められること。
サービスが迅速であること。(1時間で食べ終わらなければならない。)
トイレがきれいで大きいこと。
テーブルクロスは、紙ではなく、布であること。
これだけの条件を満たすレストランとなるとそんなに多くはない。
いやほとんどないという方が正しい。
前途多難であるが、他に道はない。



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